積立を止めたあと、再開したら取り戻せる?
最終更新日: 2026年8月2日
一度止めてしまった積立を再開するとき、気になるのは「止めていた期間を取り戻せるのか」です。増額して再開した場合にどこまで届くのかを確かめます。
毎月3万円 → 6〜10年目は停止 → 11年目から再開(年利5%・30年)/数字は開いた画面で自由に変えられます
元本は埋められるが、時間は戻らない
止めていた期間ぶんを、再開後に増額して入金すれば、元本の合計は止めなかった場合に追いつけます。しかし複利の観点では、そのお金が運用されるはずだった期間は戻ってきません。
同じ金額でも、早く入れたお金ほど長く運用されて大きく育ちます。あとから同額を入れても、残りの期間ぶんしか運用されません。そのため「元本を何割か多めに入れて、ようやく評価額が並ぶ」という形になります。下の表では、元本を180万円多く入れて最終評価額の差は63万円ほどにとどまっており、増やした元本ほどには結果が伸びていないことが確認できます。
5年止めたあとの選択(実際に計算した結果)
前提: 6〜10年目を停止・年利5%・30年・月次複利(積立は月初)
| 条件 | 元本 | 最終評価額 | 運用益 |
|---|---|---|---|
| 止めずに月3万円を30年継続 | 1,080万円 | 2,507.2万円 | 1,427.2万円 |
| 5年止めて、月4.5万円に増額して再開 | 1,260万円 | 2,570.6万円 | 1,310.6万円 |
| 5年止めて、月3万円で再開 | 900万円 | 1,951.4万円 | 1,051.4万円 |
| 止めたまま再開しない | 180万円 | 713.2万円 | 533.2万円 |
同じ月3万円で再開した場合は、止めなかった場合に届きません(元本が5年ぶん少ないため)。一方、月4.5万円へ増額して再開すると元本が180万円多くなり、最終評価額でも止めなかった場合をわずかに上回ります。ただし増やした元本の差ほどには評価額の差が開いていない点に、止めた期間の運用時間を取り戻せていないことが表れています。
※ 当サイトのシミュレーターと同じ計算ロジックで算出した数値です。想定年利は一定と仮定しており、将来の運用成果を保証するものではありません。
それでも再開する価値は大きい
「完全には取り戻せない」ことは、再開しない理由にはなりません。再開しなければ差はさらに開き続けます。残り期間が長いほど、再開と増額の効果は大きくなります。
止めた事実は変えられないので、判断すべきは「今から何をするか」です。下の表で、再開の有無による差を確かめてください。
- 再開できるなら、まず元の金額に戻す
- 余力があれば増額して元本の遅れを埋める
- 残り期間が長いほど挽回の余地は大きい
- 取り戻せないぶんを悔やむより、再開を早めるほうが効く
毎月3万円 → 6〜10年目は停止 → 11年目から再開(年利5%・30年)/数字は開いた画面で自由に変えられます
この試算の前提
月次複利(積立は月初)で計算しています。想定年利は期間を通じて一定と仮定した試算であり、 手数料・為替・税金・インフレは考慮していません。将来の運用成果を保証するものではありません。